雑誌やテレビの星占いを見ても、ピンとこないと感じる方も多いかもしれません。
日本で一般に知られている星占いは、本当の西洋占星術の簡易版といったもので、
太陽星座のみを取り出して占った情報です。
太陽星座とは、自分が生まれた瞬間に、太陽がどの星座に位置していたか、を見たもの。
「私は水瓶座!」という人は、太陽が水瓶座のエリアに位置していたということになります。
西洋占星術では、生まれた瞬間の出生図(ホロスコープ)といって、
生まれた瞬間、自分が生まれた場所から見上げた星空にある10天体の配置を見て読み解いていきます。
では、この10天体とはどんなものがあり、それぞれにどのような意味を持つのでしょうか?
①太陽
自分の目指すべき方向性、公的な自分の活動、人生の目的を表します。
最初から得意というよりは、「なりたい自分像」というイメージで、目指すべき自分になっていくことが達成感につながっていきます。
②月
素の自分、どんな状態に安心できるか、私的な自分の活動を表します。
10天体の中で、特に太陽と月はその人のキャラクターを決定づけている重要なポイントになりますが、
例えば、太陽星座が山羊座で、月星座が獅子座だとすると、
人によっては山羊座の資質に関する説明や運勢よりも、獅子座の方がしっくりくるということが起きてきます。
③水星
コミュニケーション、知性、情報、言葉、才能を司ります。
④金星
趣味、ときめき、楽しいと感じること、恋愛の傾向を司ります。
水星と金星は、太陽の「人生の目的」を達成するための補佐的な働きをする重要な天体。
水戸黄門が太陽だとすると、良きサポート役の助さん格さんが水星と金星、みたいなイメージです。
⑤火星
行動の原動力、実行力、勇気、攻撃性を表します。
⑥木星
得意なこと、ラッキーポイントを表します。拡大・発展の天体であり、吉星として位置づけられています。
⑦土星
人生における試練、課題を示しています。
課題に向き合って達成できると、自分にとっての新しい魅力、武器となるようなものを教えてくれます。
⑧天王星
常識に捉われることなく、本質的に必要なことを見抜いて変革を起こしていける天体です。
ここから先に紹介する天王星、海王星、冥王星は、トランスサタニアンと呼ばれ、
天体の移動速度が遅いために、世代的に同じ配置を持っているものです。
⑨海王星
夢や憧れを見せてくれ、高い理想を描くことを可能にする天体です。
スピリチュアルなど目に見えない世界を象徴することも。
行き過ぎて、現実と理想のギャップに苦しみ、現実逃避、依存、薬、アルコールとの関連を示すこともあります。
⑩冥王星
破壊と再生、生と死を司る天体です。
言葉にインパクトがあり、怖いイメージを持ってしまうかもしれませんが、
本当に必要なこと、本質的にマッチしている方向へ導くために、
何かを一度壊して、更地になったところへ新しいものをもたらしてくれる導き役のような天体です。

ざっくりとですが、10天体についてご紹介しました。
西洋占星術では、これらの天体がどのサイン(星座)にあり、どのハウス(人生のどんな場面)を活躍の場として選んで生まれてきているのか、を詳細に見ていきます。
同時に、アスペクトといって、天体同士がとる意味のある重要な角度を見ていくことで、より深く、立体的に、その人の資質に迫っていくことができます。


